――去年を振り返って気づいた、小さな幸せの拾い方
私利私欲で3Dプリンターを回していたら、
いつの間にか蛙たちが机いっぱいに増殖していた。
夏はフェス帰りに、
なすやらきゅうりの上に蛙を乗せて遊んでいたのに、
気づけばもう年末。
サンタ蛙とか季節物も作ってみたけれど、
なんか“しっくり来ない”。

正月といえば、やっぱり——もち蛙。
■ はじめに:鏡餅の上に腰を下ろす蛙
年末、机に置いた鏡餅。
その上に当然のように鎮座する“もち蛙”。

のんびり、どっしり。
一年の騒がしさがスッと薄れる。
この蛙を眺めていると、自然と
「今年、どんな一年やったっけ」
と振り返りたくなる。
焦らず、肩の力を抜いて。
もち蛙がくれる最初の“新年準備”だ。
■ 去年を振り返ってみて
嬉しいことも、しんどいこともあったけど、
思い返すと心に残っているのは“小さなこと”ばかり。
- なす葉っぱが折れて「ああぁぁ」と叫んだ瞬間

- サバゲーで初対面の人が笑ってくれたこと(まさかあんなところで出会えるとは)
どれも大きな成果じゃないのに、
気づけば一年をちゃんと支えてくれていた。
飛躍より、積み重ね。
もち蛙は、それを静かに肯定してくれる。
■ もち蛙が運んでくる“新年の贈り物”
🥇 ① 去年の自分へ「よくやった」
もち蛙は成果を数えない。
何時間働いたかも気にしない。
ただひとこと。
「生き延びた。それだけでええんやで。」
この言葉だけで、去年の自分に十分すぎる合格点が出る。
🥈 ② “ちょっとだけ”やってみる余白
もち蛙は抱負を押しつけない。
むしろ、 「飛ばんでもええで」と言うタイプ。
でも、ゼロじゃない。
- ちょっと作りたいものを作る
- ちょっと誰かを誘う
- ちょっと蛙グッズを考える
- ちょっとブログを書く
そんな“小さな一歩”を許してくれる。新年は、大跳躍より もち蛙の歩幅で 。
マインドレンダーとか、電子工作とか、アンティグラビティとかしたいことは山のようにあったりもするし
トイ・ドローンも飛ばしてただろ?と言われたりと。
🥉 ③ 小さな幸せを拾うアンテナ
去年を振り返ると、結局いちばん大事だったのは“小さな嬉しさ”。
- 変な形のフィギュアができて笑った
- サバゲー帰りの風呂とコーヒーが沁みた
- さりげない言葉が嬉しかった
小さな幸せが見える一年は、悪くならない。
もち蛙はその感覚を思い出させてくれる。
ナスと蛙のデーターは3Dプリンターのところで公開したかったりもする。
■ 新年は、もち蛙みたいに始めればいい
大きな目標がなくてもいい。
逆に、ありすぎても気にしなくていい。
もち蛙は静かに言う。
「去年、よう頑張ったな。今年もおもろい一年にしよや。」
そのひとことで、新年はゆっくり開いていく。
■ おわりに:もち蛙と歩く一年
跳ぶ年もあれば、歩く年もある。
転ぶ日もあれば、動かない日もある。
大雨で流されても仕方ない時もある。
それでも、隣に蛙がいるだけで、世界は少しだけ柔らかくなる。
新しい一年を、もち蛙と一緒に。
ゆるく、あったかく、笑える一年になりますように。

